初めて競馬場に行くときに必要な持ち物は、結論から言うと「現金(小銭を含む)」「スマートフォン」「歩きやすい靴」「天候対策(帽子・上着・雨具)」の4つがあれば十分です。入場料は2026年10月時点で東京・中山・中京・京都・阪神が200円、札幌・函館・福島・新潟・小倉が100円(15歳未満は無料)。開門は原則9時00分で、馬券は100円から買えます。この記事では、JRA公式の情報をもとに、入場から馬券の買い方、当日の流れまでを順番に説明します。

まず知っておきたい基本ルール

  • 20歳未満は馬券を買えません。競馬法第28条により、20歳未満の方は勝馬投票券(馬券)を購入することも譲り受けることもできません。入場自体は年齢制限がなく、15歳未満は入場無料です。
  • 入場料は100円または200円(2026年10月時点)。GⅠ当日など混雑日は特別料金になることがあり、当日入場券を発売しない日もあります。
  • 指定席はネット予約のみ。競馬場窓口での指定席発売はなく、会員登録(20歳未満は不可)が必要です。指定席料金には入場料が含まれます。
  • 馬券は100円単位で購入でき、発売締切は発走時刻の2分前です。

持ち物リスト

持ち物理由
現金(小銭を含む)当日入場券は現金のみ。東京・中山・阪神の場内にはATMがありません(JRA公式Q&A)。食事や馬券の購入にも現金があると安心です
スマートフォンネット予約した入場券・指定席はQRチケットで入場します。出走表やオッズの確認、競馬場イベント参加アプリの申込みにも使います
モバイルバッテリー一日中スマートフォンを使うため。指定席にはコンセントがある席種もありますが、一般席にはありません
歩きやすい靴スタンド・パドック・馬場内と移動距離が長くなります
帽子・上着・雨具屋外席は雨天時に濡れますが、座席変更や返金はできません。日差し対策も必要です
レジャーシート(任意)芝生エリアで食事をするときに便利。ただし利用エリアが制限される場合があります
筆記用具(任意)マークカードの記入用。場内にも備え付けがあります

持ち込めないものもあります。ペットは盲導犬・聴導犬を除いて不可、レースの妨げになるものや他の来場者の迷惑になるもの(背もたれやひじ掛けのついた椅子、ボール、自転車など)は制限されています。細かいルールは各競馬場のQ&AとJRAの「観戦ルール・マナー」で確認してください。

当日の流れ(モデルスケジュール)

  1. 9時00分 開門・入場:当日入場券は入場門の券売機で発売(東京は9時20分、中山・阪神は9時15分から。2026年10月時点)。ネット予約の入場券なら券売機に並ばずQRチケットで入れます。
  2. 9時台 場内を一周:フードコートや売店、パドック、トイレ、休憩場所の位置を把握。この時間は空いているので、朝食代わりに一品食べておくのもおすすめです。
  3. 10時前後 第1レース:まずは観客席からレースの流れを体験。馬券は最初から買わず、雰囲気を知るだけでも十分です。
  4. 11時台 昼食:正午からメインレースにかけて混雑するので、昼食は早めに。
  5. 午後 パドック見学と馬券:パドックではレース前の競走馬を間近で見られます。気に入った馬がいれば、100円から馬券を買ってみましょう。
  6. 15時台 メインレース:一日で最も盛り上がる時間。スタンドで観戦します。
  7. 最終レース後 帰路:発売・払戻の終了時刻は競馬場により異なります(例: 東京競馬場は原則として最終競走確定後まで・一部の発売所は17時00分まで、中山競馬場は一部の投票所で17時00分まで払戻。JRA公式の営業時間案内)。帰りの駅は混雑するので、最終レースを待たずに帰る選択肢もあります。

初めての日は馬券を買うだけでも慣れない操作が続きます。レース前にどの馬を買うか決めておくと、場内では食事やパドック見学に時間を使えて、一日がぐっと楽になります。

馬券の買い方(マークカード・自動発売機)

1. マークカードを記入する

マークカードは緑・青・赤・ライト・クイックの5種類。初めてなら1点ずつ買う一般的な「緑のカード」が分かりやすく、単勝(1着の馬を当てる)・複勝(3着までに入る馬を当てる)から始めるのが定番です。競馬場名、レース番号、式別(単勝・複勝など)、馬番、金額をマークします。JRA公式サイトにはマークカードシミュレータがあり、事前に練習できます。

2. 自動発売機で購入する

  1. お金を入れる(お札は一度に100枚まで)
  2. マークカードを入れる(一度に20枚まで)。スマートフォンの「スマッピー投票」ならQRコードをかざして購入できます
  3. 画面で内容を確認する(記入漏れは画面で修正できます)
  4. おつりがある場合は精算ボタンを押す
  5. 馬券とおつりを受け取る(取り忘れに注意)

買った馬券はその場で日付・場名・レース番号・馬番・金額を確認してください。発売開始後の出走取消や騎手変更などによる取替えは行われません。

3. 払戻

的中した馬券は払戻機や払戻窓口で現金に換えます。払戻期間は60日間。レース後に「審議」の表示が出た場合は着順が変わる可能性があるので、確定まで馬券を捨てないようにしましょう。

どの競馬場から始める?

首都圏なら東京競馬場(京王線府中競馬正門前駅から徒歩約2分)か中山競馬場(JR船橋法典駅から専用地下道で徒歩約10分)、関西なら阪神競馬場(阪急仁川駅から徒歩約5分)や京都競馬場(京阪淀駅から徒歩約2分)が駅近で初めてでも迷いにくい競馬場です。各場の特色は競馬場グルメ総合ガイドで比較できます。

まとめ

競馬場デビューに必要なのは、現金・スマートフォン・歩きやすい靴・天候対策の4点と、「20歳未満は馬券を買えない」「馬券は100円から」「指定席はネット予約のみ」という3つのルールの理解です。開門直後に入場して場内を把握し、11時台に昼食、午後はパドックとメインレースという流れなら、初めてでも慌てずに楽しめます。

慣れないうちは、レースの予想を当日その場で考えるより、前日までに情報を確認しておくほうが落ち着いて過ごせます。